輝(き)らりキッズ けん玉“名人” 5段の腕前

愛用のけん玉でポーズを決める中山空良さん
県内最年少で合格

バランス感覚 柔道に活用

中山(なかやま) 空良(そら)さん

 (浜田三中2年)

 浜(はま)田(だ)第三中学校2年の中(なか)山(やま)空(そ)良(ら)さん(14)=浜田市熱(あつ)田(た)町=は、日本けん玉協会認(にん)定(てい)5段(だん)の腕(うで)を持つけん玉“名人”です。難(なん)易(い)度(ど)が増(ま)す5段への昇段(しょうだん)を島根県内で最年少記録となる小学6年で達成しました。けん玉を始めて1年余(あま)りで名人となった中山さんは「集中力を高めること」と、うまくなる秘(ひ)訣(けつ)を教えてくれました。

 中山さんがけん玉を始めたのは小学5年の夏。家族で広島県廿日市市(はつかいちし)のショッピングセンターを訪(おとず)れた時にたまたま、けん玉パフォーマンスコンビ「ず~まだんけ」のショーを見たのがきっかけでした。この場でけん玉が得意な浜田市周(す)布(ふ)町の大坪順(おおつぼじゅん)さん(30)と出会います。その後、中山さんの父良一(りょういち)さん(44)と大坪さんが意気投合し、日本けん玉協会の県支(し)部(ぶ)を浜田市周布町に立ち上げました。大坪さんは教室を開き、中山さんは大坪さんの指(し)導(どう)を受けるようになりました。

 けん玉協会の認定制(せい)度(ど)は10級から10段まであります。中山さんは5年生のうちに初段を取得しました。また、携(けい)帯(たい)ゲーム機といったデジタル機器を使った遊びが広がる中で、友達の間でけん玉ブームを巻(ま)き起こし、小学校では、けん玉クラブが誕生(たんじょう)しました。

人前でも集中力を高め、難易度の高い技をこなす中山空良さん(左)=浜田市熱田町
 「朝から晩(ばん)まで暇(ひま)なときはずっとけん玉をやっていた」という中山さんは、その後もメキメキと実力を上げていきます。

 6年生の秋、島根県内最年少で5段の認定審(しん)査(さ)に合(ごう)格(かく)しました。審査は4段まで1人だった審査員が3人に増えます。さらに、審査対象の12種目のうち、けんの部分を2回転させて中皿(底部)を玉の上に載(の)せる「2回転灯台」や、けんと玉を糸でつるした状態(じょうたい)から串(くし)刺(ざ)しにする「つるし1回転飛行機」といった難度の高い技(わざ)を成功させる必要があります。中山さんは「深(しん)呼吸(こきゅう)をして、無心になってやった」と振(ふ)り返ります。

 短期間で上達した中山さんは「上手(じょうず)な人を目標にすることが大事です。僕(ぼく)は『ず~まだんけ』のイージーさんが目標でした」といいます。日本けん玉協会県支部の支部長になった大坪さんは「上達の秘訣は憧(あこが)れの人が存(そん)在(ざい)することと、僕ら身近な指導者のアドバイスを素(す)直(なお)に受け入れてくれたことにあります」といいます。

 中学に入って柔道(じゅうどう)部と石(いわ)見(み)神楽(かぐら)に汗(あせ)を流す中山さんは「けん玉を握(にぎ)る時間が少なくなってきました」といいますが、バランス感覚を鍛(きた)えるために柔道の練習に取り入れるなど、鍛え上げたけん玉の腕を活用しています。

プロフィル

【好きな科目】    体育
【好きな食べ物】   手羽先
【趣(しゅ)味(み)】スマートフォンのゲーム
【好きな歌手】    SEKAI NO OWARI

2018年8月8日 無断転載禁止

こども新聞