大山の恵み未来につなぐ 眞子さま出席 米子で記念式典

大山への誓いを述べる大山小学校児童ら=米子市角盤町2丁目、市公会堂
 大山開山1300年祭の記念式典が9日、鳥取県米子市角盤町2丁目の市公会堂であり関係者が中国地方最高峰で国立公園の大山(1729メートル)の恵みに感謝し、未来につなぐことを誓った。秋篠宮家の長女眞子さまが出席、あいさつされた。

 奈良時代の718年、大山には大山寺が創建され信仰の山として栄えた。かつては入山が禁じられたため、西日本最大級のブナ林など手つかずの自然が残り、樹上性シジミチョウなど貴重な動植物の宝庫。水や食の恵みももたらした。

 かつては寺の地蔵菩薩の御利益を求める参詣者が牛馬を連れて行き交い、国内最大規模の「大山牛馬市」が営まれ、周辺の畜産業の礎となった。

 式典では鳥取大医学部混声合唱団スプラウトが「大山賛歌」を合唱。同祭実行委員会の松村順史会長や鳥取県大山町立大山小学校6年生らが大山の歴史、文化を学び伝え、自然を守り育てることを誓い「私たちは大山とともにある。大山さん、ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

 眞子さまは「大山とこの地域の魅力に触れる機会をいただき、ありがたく思う。大山が多くの人に笑顔と憩いをもたらすことを願う」とあいさつ。2016年10月の前回来県時の直前に起きた、鳥取県中部地震からの復興の進展にも触れ「尽力に敬意を表す」と気遣った。

 眞子さまは式典終了後、米子空港から帰京した。

2018年8月10日 無断転載禁止