東京芸術大学クローン文化財展 再現技術に留学生感心

瀬古康雄さん(右)の説明を受けながらクローン文化財の壁画を見る留学生ら
 県立美術館(松江市袖師町)で開催中の「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」を11日、アフガニスタンなどから島根大に来ている留学生らが訪れ、会場に再現された各国の文化財に見入った。

 展示物を通して交流を、と元県立大教授の瀬古康雄さん(73)が企画し、同市在住の通訳木瀬ゆりさん(60)が協力。島根大留学生を中心にアフガニスタン出身のアブドゥラ・タバコーリさん(29)とハシミ・サード・シャダブさん(27)、ネパール出身のプラカシュ・デュンガナさん(38)、中国出身の王娟(おうけん)さん(35)ら4カ国の8人が参加した。

 一行は法隆寺釈迦三尊像や中国の敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)、バーミヤン天井壁画などを順番に鑑賞し、仏像の表現の違いなどを母国の話を交えながら語り合った。

 現地の風景映像も見られるバーミヤン天井壁画の展示室では、バーミヤン出身のアブドゥラさんが「古里に帰ったようだ」と感嘆。「島根でこのような展示が見られるのは素晴らしい。アフガニスタンは戦争だけじゃない、こんなにいいものがあることを知ってほしい」と話した。

 同展は東京芸術大と山陰中央新報社などの実行委員会主催で26日まで。大人1千円、小中高生500円。21日は休館。

2018年8月13日 無断転載禁止