東京芸術大学クローン文化財展 帰省客中心に会場にぎわう

クローン文化財展で「法隆寺釈迦三尊像」に見入る来場者=松江市袖師町、島根県立美術館
 島根県立美術館(松江市袖師町)で開催中の「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」はお盆休みの13日、帰省客を中心ににぎわい、訪れた家族連れらが、独自の複製技術で再現された世界の貴重な仏像や立像に見入った。

 同展は、東京芸術大が開発した高度な技術を用いて再現、復元した作品など計77点を展示している。

 来館した家族連れらは、門外不出の国宝「法隆寺釈迦(しゃか)三尊像」のクローン文化財に触れ「本物はこんな触り心地なんだね」「お釈迦様が笑ってる」と声を上げた。マネの「笛を吹く少年」に描かれた少年を絵画と同じ大きさで立体化した像の前では、少年の格好をまねた写真を撮るなどして楽しんだ。

 帰省中の息子(62)と訪れた松江市東津田町の安部スミ子さん(87)は「昔の人が時間をかけて仕上げた作品を、現代の匠(たくみ)がしっかりと受け継いで再現しているのが素晴らしい」と話した。

 同展は東京芸術大と山陰中央新報社などの実行委員会が主催し、26日まで開催している。一般1千円、小中高校生500円。21日は休館。

2018年8月14日 無断転載禁止