江戸の庶民は関西より雑穀摂取 毛髪分析、かっけ対策か

 江戸時代の年号が記された書籍の表紙に含まれた毛髪

 江戸時代の本の紙にまざった毛髪の同位体分析から、江戸に住んだ庶民は、大阪や京都の人よりも雑穀を多く食べていた可能性があることが分かり、龍谷大の丸山敦准教授(生態学)らのチームが14日付の英オンライン科学誌に発表した。

 江戸では白米人気とともに「江戸患い」と呼ばれたビタミン欠乏症「かっけ」が流行し、対策としてアワやヒエなど雑穀が食べられたこととの関連が考えられるという。

 チームによると、江戸時代の庶民向け書籍の表紙に用いられた再生紙には、人間の毛髪が含まれていることがある。江戸、京都、大阪で出版された24種類の書籍から毛髪を抜き出し、現代人と比較した。

共同通信社 2018年8月14日 無断転載禁止