白黒衣装で200人優雅に 伝統の「津和野踊り」披露

独特の衣装で津和野踊りを披露する参加者=島根県津和野町後田、町民センター
 島根県指定の無形民俗文化財「津和野踊り」の大会が15日夜、同県津和野町後田の町民センターであり、地域住民ら総勢約200人が、ゆったりとした調べに合わせ伝統の踊りを披露した。

 津和野踊りは1617年、因幡国(現鳥取県)の鹿野城主だった亀井政矩(まさのり)が、幕府の命で津和野藩主として入城した際に伝えたとされ、例年、8月10日から盆期間前後まで町内各所で行われる。

 この日はあいにくの悪天候で、例年の殿町通り(津和野町後田)ではなく、近くの町民センターで開催。参加者は、敵将を油断させるため、よろいの上に衣を着て踊ったとの故事にちなみ、黒頭巾に白鉢巻き、白い長振り袖という独特の衣装や、浴衣姿で踊りの輪をつくった。

 会場には三味線や笛、和太鼓の音色が鳴り響き、見物客は「山陰の小京都」に流れる優雅なひとときを楽しんだ。

2018年8月16日 無断転載禁止