映画顔負けの舞台裏 「高崎グラフィティ。」

 完成披露試写会に登場した(左から)中島広稀、岡野真也、佐藤玲、萩原利久、三河悠冴、川島直人監督=東京都内

 群馬県高崎市を舞台に、夢や不安を抱えた、高校を卒業したばかりの男女5人の友情を描く映画「高崎グラフィティ。」(25日より順次公開)の完成披露試写会が東京都内で開かれた。主演の女優佐藤玲は、作品顔負けの“青春劇”となった舞台裏を明かした。

 同作は3分以内の予告編の面白さで競う「未完成映画予告編大賞」の初代グランプリに選ばれ、制作費3千万円相当で本編を作るチャンスを与えられた。始まりもまたユニークだ。

 佐藤が日本大芸術学部で同学年だった川島直人監督に連絡を取ったのは同大卒業間近。「社会に出る中で何かをやりたくて、それほど面識はなかったが、『何か映画を撮りませんか』と」

 これに対し川島監督は「大学では有名な方だったので、最初は新手の詐欺かと思った」と笑わせつつ、「文面に熱いものがあった。一緒に卒業して頑張っていく仲間として何か作れたらなと思った」と振り返った。

 佐藤は「グランプリを取ったときも本当に?と思ったが、ここまでこぎ着けられたのは本当にうれしい」と感慨深げだった。試写会には岡野真也、中島広稀、三河悠冴も登場した。

共同通信社 2018年8月16日 無断転載禁止