インドから松江へ初着任 国際交流員ダースさん

松浦正敬市長(左)に意気込みを語るアールティ・ダースさん=松江市末次町、市役所
 インド南部・ケララ州との経済交流に力を入れる松江市が、IT人材の円滑な受け入れに向け、インド人の国際交流員を初めて採用した。着任したのは同州出身のアールティ・ダースさん(22)で、6日から市まつえ産業支援センターに勤務。インドから訪れる学生やIT技術者らのサポートと、関係機関との連絡調整を担い、日印の橋渡し役を務める。

 インドは世界2位の人口と高い経済成長率を誇る巨大市場で、同国出身の国際交流員は全国的にも珍しい。松江発のプログラミング言語「Ruby(ルビー)」を核に中海・宍道湖・大山圏域の産官学が進めるIT人材の受け入れ事業を促進するとともに、現地への情報発信や企業間のネットワークづくりにも力を入れる。

 ダースさんは、インド・デリーにある大学や留学先の早稲田大で日本語を専攻。通訳や翻訳などを通して双方の経済交流をサポートする。市民との文化交流にも取り組む。任期は1年間。

 松江市末次町の市役所でこのほど、松浦正敬市長を表敬訪問したダースさんは「日本の技術に興味を持つインドの学生は多い。ITをはじめ、インドで課題となっている介護など他分野でも連携の幅を広げたい」と意気込んだ。

 松浦市長は、圏域側から日本語教員を8月末にケララ州に派遣することを紹介し、「互いに協力して活動してほしい」と激励した。

2018年8月17日 無断転載禁止