居合道「金銭介在の余地あった」 審査に主観的要素多く

 報道陣の取材に応じる全日本剣道連盟の中谷行道常任理事=17日、東京都千代田区

 全日本剣道連盟の居合道の段位、称号審査で、受験者が合格目的で審査員らに現金を渡す不正行為が慣例化していた問題を受け、連盟の中谷行道常任理事は17日、不正が横行した背景として、演武のできばえを評価する居合道の審査は主観的な要素が占める割合が多いという特徴を挙げ「お金が介在する余地があった」と説明した。

 審査員の氏名は受験者に知れ渡っており、事前の接触は容易な状況だった。さらに同じ審査員が長年継続するという構造的な問題もあり、「古流」と呼ばれる伝統的な流派の重鎮が「審査に強い影響力を及ぼしていた」実態もあったという。

共同通信社 2018年8月17日 無断転載禁止