益田・高津社中 子ども神楽部 東京での伝統芸能公演へ

東京でのイベント出演を控え、練習に励む高津神楽社中子ども神楽部のメン
 島根県益田市の高津神楽社中子ども神楽部(藤原博美代表)が、東京・日本青年館で20日に開かれる伝統芸能の公演「ぼくたち、わたしたちのニッポンの祭り2018」(文化庁、公益社団法人全日本郷土芸能協会主催)に出場する。民俗芸能の保存振興を図るとともに地域の魅力発信を狙いに初めて開かれるイベント。本番を前に、メンバーが、県西部の伝統芸能を代表する石見神楽を力いっぱい演じようと練習に力を入れている。

 子ども神楽部は小中学生と高校生の計16人で組織。市内外のステージイベントで公演しているほか、老人施設などを訪れ、入所者らに神楽舞を披露している。

 全日本郷土芸能協会が都道府県教育委員会に出演への推薦を依頼。県西部に根付く伝統芸能であり、勇壮華麗と称される石見神楽の継承に努める一方、福祉活動に力を入れていることなどが評価され、県教委が2カ月前、同協会に推薦した。

 全国8団体が出演するイベントで、高津社中に中国・四国ブロック代表として出場通知が届いたのは約1カ月前。伸び盛りの小中学生9人をメンバーに選び、石見神楽を代表する2神2鬼の鬼舞演目「塵輪」を演じることにした。

 練習は毎週金曜日の午後7時半から、同市高津8丁目の同社中練習場で行っており、大人たちが、舞の小道具「採物(とりもの)」の一つである幣(へい)の持ち方や立ち位置などを指導。メンバーは額に汗しながら懸命に習得に励んでいる。

 いずれも市立高津中学校2年で、大神を演じる永井宙(そら)さん(13)は「大神は1年前から練習している。日頃の成果を発揮し、堂々と舞いたい」と笑顔。大太鼓を担当する斎藤颯希(はやき)さん(13)は「お客さんを飽きさせず、舞い手が舞いやすいよう、力強く太鼓を打ちたい」と張り切っている。

2018年8月17日 無断転載禁止