未来の畜産女子に 出雲農林高3年・三上さん NZ研修へ

出雲農林高校で牛の世話に汗を流す三上日和さん。「島根の畜産業に貢献したい」と夢を描く
 出雲農林高校(島根県出雲市下横町)で畜産を学ぶ動物科学科3年の三上日和さん(18)が、女性農業者リーダー育成を目指す「未来の畜産女子育成プロジェクト」のメンバー20人に選ばれ、18日から11日間、酪農が盛んで女性就農者が活躍するニュージーランドで研修を受ける。中四国地方からただ一人の参加で「学んだことや受けた刺激を島根に還元し、畜産業を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 同プロジェクトは、農業に関わる人材育成に取り組む公益社団法人・国際農業者交流協会(東京都)が主催。日本の畜産業の女性リーダーになり得る高校生に、海外の先進事例を学んでもらう狙いで初めて企画した。

 メンバーは全国の高校で畜産を学ぶ女子生徒を対象に募集し、作文や面接などを経て、73人の応募者から選ばれた。ニュージーランドでは、現地の高校で畜産に関する学習・実習に取り組み、牧場の視察や畜産業に従事する女性との意見交換なども行う予定で、最先端の酪農技術や後継者育成の仕組みなどを学ぶ。

 邑南町出身の三上さんは、ペットなどを対象とした動物看護師を目指して出雲農林高校に進学。入学後、同校で飼育する牛を見て「かわいい」と愛着を抱くようになり、毎日のように牛舎に通って熱心に世話をしながら、畜産の知識を身につけた。1月に東京都であった第1回全国農業高校和牛枝肉共励会(和牛甲子園)では出雲農林チームの一員として出場し、優良賞を獲得した。

 将来は県職員として畜産業に携わるのが夢で、今回のプロジェクト参加でさらに力をつけ「島根の畜産業に貢献し、活気づけたい」と目を輝かせる。

2018年8月18日 無断転載禁止