城主しのび こだいぢ踊り 鳥取・江府の「江尾十七夜」

こだいぢ踊りを披露する住民たち=17日午後8時50分ごろ、鳥取県江府町江尾
 500年余りの歴史を誇る日野路最大の夏祭り「江尾十七夜」が17日、城下町の面影を残す鳥取県江府町江尾地区であった。かつての江美城主・蜂塚氏の遺徳をしのぶ県無形民俗文化財「こだいぢ踊り」や花火など多彩な催しがあり、にぎわった。

 戦国時代に江美城を築いた蜂塚氏が、盂蘭(うら)盆の8月17日夜に城門を開放して城下の住民を招き、無礼講で踊り明かしたのが江尾十七夜の起源とされる。毛利軍に攻められ落城した後も、住民が蜂塚氏をしのんで祭りを続けてきたという。

 地区の至る所に万国旗が飾られて祭りムードを盛り上げ、JR江尾駅近くの本町通りは歩行者天国となり露店が並んだ。祭りは町商工会青年部の勇壮な江美城太鼓で幕開け。浴衣に編み笠姿の住民らが、ゆったりとした動きのこだいぢ踊りを披露した後、300発の花火が夜空を彩った。

2018年8月18日 無断転載禁止