女子ログ 頑張れ! わが子よ!

 「なぁ、県総体、見に来てよ」と、陸上部で砲丸投げを日々頑張っている息子が言った。中学3年。最後だからなのか、その言葉に意気込みを感じた。

 県総体では30人を超える選手で競った予選を通過。決勝では自己ベストを80センチも伸ばす力投を見せ、表彰台こそ逃したが、健闘した。県総体出場を決めた市大会の記録からは130センチも伸ばしていた。

 砲丸投げは、投げ方が特殊。野球のように振りかぶるのではなく、耳と肩の間から投げる。簡単そうに見えるが、やってみるとなかなか難しい。

 もともと100メートルの選手として頑張ってきた息子だが、1年前に自分の特性を生かせる競技として、砲丸投げに切り替えた。その時、息子は「走りたくて陸上部に入ったんだよ! なんで砲丸投げ?」という葛藤があったが、決断した後は努力を続け、数々の成績を残してくれた。

 自分がやりたいことと、特性を生かすことは別であり、意外な面に意外な可能性や能力があるものだということを、息子は今回学んだと思う。

 陸上部の顧問の先生が見つけたつぼみ。それから1年、見事な花が咲いた。これからは、雨や風に負けない花でいることを学んでいけるよう、見守っていきたい。

  (鳥取市・DJレイ)

2018年8月18日 無断転載禁止