クローン文化財展 閉幕まで1週間 「宝」の歴史 思いはせ

クローンの浮世絵に触れる来場者=松江市袖師町、島根県立美術館
 松江市袖師町の島根県立美術館で開催中の「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」が26日の閉幕まで1週間となった。来場者が独自の複製技術で再現した貴重な国宝や浮世絵を間近で鑑賞し、歴史に思いをはせている。

 19日は親子連れや夫婦らが来場し、文化庁の特別な許可を受けて取得した計測データを基に再現した国宝・法隆寺釈迦三尊像の前で記念撮影をしたり、米国ボストン美術館が所蔵する喜多川歌麿の「名所腰掛八景 ギヤマン」などの浮世絵を直接触り、感触を確かめたりしていた。

 家族で来場した大田市久手町の主婦岡崎知栄美さん(59)は「敦煌莫高窟(ばっこうくつ)に入り、実際に現地に行ったかのようなリアルさを感じた。閉幕までにぜひもう一度訪れたい」と話した。

 同展は東京芸術大や山陰中央新報社などでつくる実行委員会が主催し、26日まで開催(21日は休館)。午前10時から午後7時まで。最終日のみ午後5時まで。

2018年8月19日 無断転載禁止