松江・八束公民館 図書コーナー好評 新書増やし内容充実

リニューアルした図書コーナーで本を読む子どもたち
 今年4月にリニューアルされた八束公民館(松江市八束町波入)の図書コーナーが好評だ。住民から集めた費用を財源に充て、新書を増やして内容を充実させた。担当者は、本を通じて地域の憩い場ができればと期待を寄せる。

 旧コーナーは出版年の古い本が多く、利用者が少なかった。町内には図書館もなく、池田均館長(69)が「図書機能を充実させたい」と2年前、新たに「公民館地元協力費」として1世帯当たり年間500円を徴収し、一部を図書購入費に充てた。当初は疑問視する声があったが、自治会役員と地域に出向き「住民のために使う」と説明し了承を得た。

 毎年、協力費の一部約20万円で児童図書や新書を中心に約200冊を購入。蔵書約3千冊のうち約600冊を新書が占める。併せて書棚や学習スペースも新設した。

 この結果、親子連れを中心に利用者が増加。岩田幸代さん(45)=松江市八束町入江=「新しい本が増えて、学習スペースも充実している。開放感あふれる雰囲気が特にいい」と話し、長女で市立八束学園2年の心さん(8)は「絵本がたくさんあってうれしい」と喜ぶ。

 今後も人気の高い新書を中心に蔵書を増やす予定で、池田館長は「子どもたちの健やかな成長と地域住民の憩いの場として活用される場にしたい」と意気込んでいる。

2018年8月21日 無断転載禁止