きらめく星 月齢ってなんだろう

数字で月の形がわかる

月の形と月齢=三瓶自然館サヒメルで撮影(さつえい)
 三(み)日(か)月(づき)、半(はん)月(げつ)、満(まん)月(げつ)などは月の形を表すことばです。月は新(しん)月(げつ)から満月、満月から新月へとたえず形を変えていき、時にはことばでは表しにくい形になることもあります。どんな形の月でもイメージが伝えられる、よい方法はないでしょうか。

 新聞の本紙の最後の方、社会面に「あすのこよみ」という欄(らん)があります。そこには月の形が載(の)っていて、明日の月がどのように見えるか、わかるようになっています。月の図の上には、「月(げつ)齢(れい)」という数字が出ています。

 月齢とは、新月からの日数のことです。新月を月齢0として、そこから3日経(た)っていれば月齢3となります。また、小数点を付けて、少し細かく表すこともできます。明日23日の月齢は11.7と出ていますね。新月を見ることはできませんが、計算によって求められる新月の瞬間(しゅんかん)から、11.7日、つまり11日と約17時間経った月ということを表しています。なお、新聞に載っているのはその日の昼間、正午の月齢です。

 月の形の変化は、約29.5日でひとめぐりします。月齢7ぐらいで上弦(じょうげん)と呼(よ)ばれる半月になり、およそ月齢15で満月になります。月齢22ぐらいで反対側が欠けた半月、すなわち下(か)弦(げん)となり、月齢が29を過(す)ぎると、また月齢0の新月に戻(もど)ります。

 厳密(げんみつ)には、月齢と月の満(み)ち欠(か)けは完全に一(いっ)致(ち)するわけではありません。月齢14.0で満月を迎(むか)えることもあれば、月齢15.5でもまだ満月にならないこともあります。これは月が地球の周りを、楕(だ)円(えん)を描(えが)いて速度を変えながら回っているからです。

 それでも、月齢は月の形を知るよい目安になります。例えば、写真には示(しめ)していませんが、月齢20の月といわれれば、もう形を想像(そうぞう)できますよね。このように、月齢でおおむね月の形を表すことができるのです。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2018年8月22日 無断転載禁止

こども新聞