輝(き)らりキッズ レスリングや走り高跳びで躍動

レスリング県選手権 優勝目標に練習

 メダルの喜びが元気の源

  清水 麗(しみず うらら)さん (西ノ島小6年)

小学生最後となる11月の島根県選手権での優勝を目標に練習に励む清水麗さん=島根県海士町福井、隠岐島前高校
 島根県西ノ島町の西ノ島小学校(同町美(み)田(た))に、レスリングや陸上走り高跳(と)びで全国や県内大会で上位入賞するなど、スポーツで輝(かがや)いている6年生の女子児童がいます。清水麗(しみずうらら)さん(12)です。大会でメダルをとった時の喜びをエネルギーに、この夏もトレーニングに励(はげ)んでいます。 

 清水さんは、兄で隠岐(おき)島前(どうぜん)高校(同県海士(あま)町福井(ふくい))レスリング部員の青龍(しょうりゅう)さん(16)の影響(えいきょう)で2歳(さい)からレスリングを始めました。隠岐島前地(ち)域(いき)の幼(よう)児(じ)、小学生でつくる「隠岐島前Jr(ジュニア)レスリングクラブ」(河(かわ)内(うち)龍馬(りょうま)代表、17人)に入っています。

 隠岐島前高校レスリング専(せん)用(よう)道場などで西ノ島、海士両町のジュニア選手と一(いっ)緒(しょ)に練習を重ね、2月に東京都であった全国少年少女選(せん)抜(ばつ)選(せん)手(しゅ)権(けん)女子5年40キロ級で3位になるなど各大会で練習の成果を発(はっ)揮(き)しています。右構(がま)えから繰(く)り出す片(かた)足(あし)タックルが得意だそうです。

 今年7月には、大(おお)阪(さか)市であった全国少年少女選手権女子6年+(プラス)45キロ級に出場しましたが、残念ながら初戦で敗(はい)退(たい)しました。

 「悔(くや)しかったです。もう少し力をつけなければ」と強く感じ、8月4日に同高であった練習でも、「はやい動きで、相手の体をくずすのがとても上手(じょうず)」とあこがれる、リオデジャネイロ五輪女子48キロ級金メダルの登(とう)坂(さか)絵(え)莉(り)選手(24)=東(とう)新(しん)住建(じゅうけん)=の動きもイメージしながら約2時間、汗(あせ)を流しました。

 次なる目標は「11月にある島根県選手権で1位になることです」と話す清水さんを、幼少時から指(し)導(どう)する同クラブの山(やま)根(ね)三(みつ)臣(おみ)さん(44)=西ノ島町宇(う)賀(か)=は「跳躍(ちょうやく)力、俊敏(しゅんびん)性(せい)などすばらしい能力(のうりょく)を持った選手」と評(ひょう)しています。この日の練習でもリーダーとして下級生をサポートしていました。

この日の練習の反省をする、清水麗さん(中央奥)ら隠岐島前Jrレスリングクラブのメンバー=島根県海士町福井、隠岐島前高校
 6月に松江市で開かれた全国小学生陸上競技(きょうぎ)交流大会の島根県予選会では、女子走り高跳びで優勝(ゆうしょう)者と同じ125センチを跳んで2位に入りました。

 体育好きの清水さんは、中学校進学後は「ほかのスポーツに挑戦(ちょうせん)したい」という強い思いを持っています。レスリング経(けい)験(けん)も生かし、ジュニアアスリートとして新たな自分の可(か)能(のう)性(せい)を探(さぐ)りたいと考えています。

 米国のプロ野球選手の「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ。一流になれ、そうすればものが言える」という言葉が好きな清水さん。一生懸(けん)命(めい)、レスリングで心と体を鍛えてきた彼女には、たくさんの選(せん)択(たく)肢(し)があります。自分が一番輝けると思う競技を探(さが)す挑戦は、決してマイナスにはなりません。

プロフィル
【好きな教科】 体育、理科
【好きな食べ物】 オムライス、チーズケーキ
【尊敬(そんけい)する人】 登坂絵莉選手
【趣味(しゅみ)】 話すこと

2018年8月22日 無断転載禁止

こども新聞