名古屋大の臨床研究論文を撤回 降圧剤ディオバン使用、米科学誌

 ノバルティスファーマ社の降圧剤ディオバン

 製薬会社「ノバルティスファーマ」の降圧剤ディオバンを使った、名古屋大の臨床研究論文が、掲載された米科学誌から撤回されていたことが24日、名古屋大への取材で分かった。データ収集の過程に問題があったなどとして、同大が論文の撤回を求めていた。

 ディオバンの臨床研究に参加した京都府立医大など名古屋大以外の4大学の論文は既に撤回されている。

 論文は「ディオバンを服用した患者は、別の薬を服用した患者よりも心不全で入院する例が少なかった」とする内容。名古屋大の内部調査委員会の調査で、別の薬を服用して心不全で入院したとする15人のうち5人は入院を拒否するなどしていた。

共同通信社 2018年8月24日 無断転載禁止