松江市立の3図書館 明治期の松江の偉人紹介 功績伝える

明治時代に活躍した松江の偉人を紹介するパネルに見入る女性
 明治元年(1868年)から数えて今年が150年にあたるのを受け、松江市立の中央、島根、東出雲の3図書館が、明治期に活躍した松江の偉人を顕彰する企画を一斉に展開している。孤児救済に奔走した社会事業家福田平治や、「民法の父」と呼ばれる梅謙次郎らの功績を伝える。30日まで。

 中央図書館(松江市西津田6丁目)では、水害で親を亡くした子どもを救おうと私財をなげうった福田や、幼少期から学問に優れて民法の起草に携わった梅ら約40人の業績をパネルなどで紹介。竹島(隠岐の島町、韓国名・独島(トクト))に関する本をまとめた郷土史家奥原碧雲(へきうん)や、名声を博した刀匠高橋長信、木彫りの技法を近代化させた内藤伸らの足跡も分かりやすくまとめた。

 松江藩の危機を救ったとされる女性で、松江名物の玄丹そばの由来となった「玄丹お加代」の銅像など、明治にゆかりのある人物の遺徳をしのぶ像や碑などがある場所をまとめたマップも置いている。島根、東出雲を含む3館で偉人にまつわるクイズに答えると、明治150年を記念した缶バッジを贈る。

 市立図書館の広江誠一図書館業務課長は「日本が発展した明治時代に、大きな功績を残した方々がいると知ってほしい」と話した。

 福田の孫である松江市東津田町の画家福田良子さん(69)は「祖父は山高帽やえんび服を着るなどおしゃれ好きで、愉快な人だった。功績を知ってもらえるのはとてもうれしい」と喜んだ。

2018年8月24日 無断転載禁止