秋の味覚サンマ漁が本格化 低調続く、台中台頭に漁業者懸念

 サンマ漁が本格化し、水揚げされるサンマ=24日午前、北海道根室市

 秋の味覚サンマの漁が北海道で本格的に始まった。水産庁によると、昨年の記録的不漁からは回復するものの、2013年以降の低調な傾向は続く見通しだ。台湾、中国漁船が急速に台頭する中、漁業者や加工業者は「不振からいつ抜け出せるのか」と懸念している。

 サンマの水揚げ量が昨年まで8年連続日本一だった北海道根室市の花咲港。24日は大型船約40隻が約440トンを初水揚げした。大型船漁労長の中舘捷夫さん(76)=宮城県気仙沼市=は、約30時間かけて670キロ東北の漁場へ向かったと説明。「昨年より漁場が遠く、範囲も狭かった」と、さえない表情だ。

共同通信社 2018年8月25日 無断転載禁止