クローン文化財展 精緻な技術 26日見納め

クローン文化財として再現された中国の「敦煌莫高窟第57窟」を鑑賞する来場者=松江市袖師町、島根県立美術館
 島根県立美術館(松江市袖師町)で開かれている「東京芸術大学クローン文化財展 甦(よみがえ)る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンへの旅」は閉幕まで2日となった25日、1日当たり会期中最多の約2千人が詰め掛け、独自技術で精巧に再現された「クローン文化財」に見入った。最終日の26日は午前10時から午後5時まで。

 国宝「法隆寺釈迦三尊像」や中国の「敦煌(とんこう)莫高窟(ばっこうくつ)第57窟」、戦火で失われた同国の「キジル石窟航海者窟壁画」など「世界の宝」と言える貴重な文化財が東京芸大のスタッフらの手で再現された展示会で、一部は触れて楽しめ、この日も来場者は鮮やかな色彩で描かれた壁面の仏画などに顔を近づけながら鑑賞。カメラで撮影する人もあった。

 出雲市斐川町富村の大学生、内田菜未香さん(21)は「クローン文化財の技術があることは知っていたが、実際に目の前にすると、その場にいるかのような気持ちになり驚いた」と話した。

 東京芸大、山陰中央新報社などでつくる実行委員会が開いている。

2018年8月26日 無断転載禁止