高校生 心込めてお点前 中国地方6校50人 松江で茶道交流会

不昧流のお点前を披露する松江東高校茶道部の生徒=松江市朝日町、松江テルサ
 茶道の不昧(ふまい)流や裏千家などを学ぶ中国地方の高校生がお点前を披露する「高校生茶道交流会」が26日、松江市朝日町の松江テルサであった。6校の高校生約50人が、流派ごとの作法の違いに触れて茶道の奥深さを味わうとともに、伝統文化の継承と発展を誓った。

 不昧流の祖で、茶の湯文化を広げた松江松平藩7代藩主・松平治郷(はるさと)(号・不昧(ふまい))を顕彰する「不昧公200年祭」を記念し、松江ロータリークラブが主催。市民ら約240人が味わった。

 松江東高校(松江市西川津町)茶道部は、無駄な所作をしない簡潔さが特長の不昧流で茶を供した。茶を客に運ぶ際は直角に曲がるなど、武家の作法らしいきちっとした振る舞いを見せた。治郷の弟である衍親(のぶちか)の号・雪川(せっせん)の名を冠した抹茶を大山山麓の水でたてるなど随所に心を配った。

 同部の野々村季穂部長(17)=3年=と田中晴菜副部長(18)=同=は「他流派とは同じところがひとつもないくらい作法が違った。貴重な機会になった」と口をそろえた。

 不昧流研究会の佐藤光恵代表世話人(86)は「さわやかで、心のこもった茶席だった。33年後は不昧公生誕300年。高校生たちがしっかりと文化を引き継いでくれると心強く思った」と喜んだ。

2018年8月27日 無断転載禁止