川本定住後のビジョンは 地元高校生7人発表 採用なら町が助成金

「自分計画書」を発表する島根中央高校の生徒(中央奥)
 高校生が人生の展望や地元貢献の思いを語る「自分計画書発表会」が27日、川本町川本の同町役場であった。将来の定住を支援する町事業「夢と可能性に挑戦する人財定住助成金事業」の一環で、計画が認定されればUターン後などに審査を受け、助成金の交付を受けることができる。地元・島根中央高校の3年生7人が発表会に臨み、仕事や地域活性化の夢を披露した。

 同事業は2017年度に開始。高校在学時から定住のビジョンを描いてもらうのが狙いで、大学などを卒業した後、一定の要件を満たした場合に定住助成金(1回限り最大50万円)か奨学金返還助成金(最長10年間で年間最大24万円)を交付する。17年度は6人が認定された。

 生徒たちは1人ずつ、三宅実町長や住民ら約20人を前に計画を発表した。松岡信吾さん(17)は「少子高齢化などで過疎化が進展している」と課題を挙げた上で、「考古学者として町に戻り、改善方法を歴史的背景から調べたい」と述べた。

 伊藤美咲さん(18)は「看護師になり、町の人が健康で長生きできるよう貢献したい」と決意を語り、「好きなバレーボールも楽しみたい」と、思い描く川本暮らしを披露した。

 三宅町長は「力強い計画で感激した。皆さんの夢の実現が町民の幸せにつながる」と期待した。

 定住助成金は、高校卒業後に就労したり起業したりし、同町に定住する生徒も対象になる。同町は来年1月にも発表会を開催する予定。

2018年8月28日 無断転載禁止