インドから客呼び込め 松江など4商議所 旅行会社招きツアーへ

 島根、広島、愛媛の県境をまたいで中国自動車道尾道松江線、西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)でつながる松江、尾道、今治、松山の4市の商工会議所が10月、インドの旅行会社などを招いたモニターツアーを実施する。経済発展が続く人口13億人の大国をターゲットに新たな観光需要の掘り起こしを目指す。

 インドからの訪日客は右肩上がりで、2017年は前年比9%増の13万4千人だったが、中国の50分の1以下。ビジネス客が多く、観光目的は一部とされるが、経済成長が続き、所得向上に伴う観光利用の増加が見込まれる。

 4商議所のモニターツアーは山陰インド協会を通じてインド南部・ケララ州と経済交流を続ける松江商議所が呼び掛け、観光プランも作成した。

 ケララ州は雨期の豪雨被害を受けたが、一時閉鎖された空港は復旧のめどが立っており、予定通り同州などの旅行会社、メディア関係者らが航空機内泊を含む8泊9日の行程で来日する。松江市には4日間滞在。松江城、出雲大社のほか、和菓工場や酒蔵の見学を盛り込み、宍道湖でのシジミ漁体験も検討。尾道市の千光寺公園、広島市の平和公園などを訪れ、広島空港から帰国する。

 来年6月の商品化を目指し、参加者の感想などに基づき改めて観光プランを作成。愛媛県の松山、今治両市の観光を盛り込んだモニターツアーも検討する。

 新たな観光客誘致に向け、松江商議所の井原和志観光振興課長は「日本の原風景や産業を見てもらいたい」と話した。

2018年8月28日 無断転載禁止