錦織 鋭いリターン 得意のバックさえ快勝

【男子シングルス1回戦】マクシミリアン・マルテラーを破った錦織圭=ニューヨーク(共同)
 【ニューヨーク=本紙特派員・曽田元気】テニスの全米オープン第2日は28日(日本時間29日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターであり、男子シングルス1回戦で第21シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング50位のマクシミリアン・マルテラー(ドイツ)を6―2、6―2、6―3で下した。

 錦織にとって全米オープンは2014年に準優勝、16年に4強入りした相性の良い大会。第1セットの第1、3ゲームを続けてブレークして出ばなをくじいた。第1サーブの確率は55%と低調だったが、サービスゲームでほとんどポイントを奪われず、1時間42分で快勝した。

 2回戦は世界ランク39位のガエル・モンフィス(フランス)と対戦する。

2回戦はモンフィスと

 突き刺さるような強烈な夏の日差しが消え、夜間照明に灯が入った17番コートで、錦織圭が見事なスタートダッシュを決めた。

 「リターンゲームの1ゲーム目にチャンスがくることが多い。ブレークしてリズムに乗れた」。第1セット第1ゲームをいきなり破り、4ゲームを連続奪取。2年ぶりの全米で勢いのつく快勝劇だった。

 左利きのビッグサーバー、マクシミリアン・マルテラー相手にさえ渡ったのは、得意のバックハンドだ。「久しぶりに感覚が試合の中で戻ってきた。バックのクロスやダウンザラインが効き、(ベースラインの)前に入って打ち抜くことができた」と、要所で的確にコースを突いた。

 ゆっくりとした展開を好むマルテラーに対し、リターンのタイミングを早くしてミスも誘った。アンフォーストエラー(凡ミス)はマルテラーの29に対し、わずか13。2015年のプロ転向後、とんとん拍子で駆け上がる23歳に格の違いを見せた。

 次戦は難敵・ガエル・モンフィス。「正直、2回戦でモンフィスかという嫌な感じがある」と話すが、結果が出なかった前哨戦の不安をぬぐうような滑り出しに、「自信を持って臨みたい」とまなじりを決した。

2018年8月30日 無断転載禁止