特派員便り 今夏の暑さ教訓に

試合で選手を応援する観客。厳しい暑さで帽子やサングラスは欠かせない=ニューヨーク
 ニューヨークで酷暑が続いている。錦織圭選手の1回戦があった28日は、気温が35度を超えた上に高湿度。複数の選手が熱中症とみられる症状で棄権し、錦織選手は「ちょっとかわいそう。どんなルールでも無理だ」と思いやり、自身の試合が午後7時前に始まったことに感謝していた。

 異常な暑さを受け、主催する全米テニス協会(USTA)は男子シングルスで史上初めて、第4セットに入った場合は開始前に10分間の休憩を挟む措置をとった。普段鍛えている選手がやられるのだから相当過酷な環境なのだろう。観客は帽子にサングラスが必需品だ。

 日本でも今夏、列島を猛暑が襲い、高校野球などでは現場が対策に奔走した。錦織選手の会見で話題が及んだのは2020年の東京五輪の暑さ。錦織選手は「マラソンとか外で休みがない競技はどうなるのかなと思う。楽しみに見に来ている人が体調を崩すのが一番怖い」と話した。今夏の暑さは十分に教訓とせねばならない。

2018年8月31日 無断転載禁止