人馬疾走 的射抜き歓声 益田・高津柿本神社八朔祭

八朔祭の流鏑馬で的を射抜く射手
 高津柿本神社の八朔(はっさく)祭が1日、島根県益田市高津町の同神社であり、五穀豊穣(ほうじょう)を願う参拝客らでにぎわった。呼び物の流鏑馬(やぶさめ)は近くの高津川河川敷特設馬場であり、射手が的を射抜くと、観客から盛んな拍手が送られた。

 9月1日(旧暦8月1日)は同神社の祭神・柿本人麻呂(人麿)生誕の日とされる。鎌倉時代ごろから武家の節句として武術奉納の祭日となり、稲が実り始める時季であることから、後には農家の節句として五穀豊穣を祈願するようになったという。

 同神社の流鏑馬神事は1661(寛文元)年に始まったと伝わり、一時中断されていたが、2005年に高津やぶさめ保存会が復活させ、地域の伝統行事として継承に努めている。

 この日は、120間(218メートル)の特設馬場に三つの的が設けられた。雨上がりの西日に照らされた射手が馬を走らせ、順に射抜くと、観客から大きな拍手と歓声が起こった。

 初めて流鏑馬を見たという益田東高校2年の西浦龍斗さん(16)は「矢が的に当たったときの音は迫力があった。馬がかっこよかった」と笑顔で話した。

2018年9月2日 無断転載禁止