広がる白と黒の世界 日本の書展米子展開幕

作品を鑑賞する来場者=米子市中町、市美術館
 第46回日本の書展米子展(山陰中央新報社、全国書美術振興会主催)が1日、鳥取県米子市中町の市美術館で開幕した。現代書壇を代表する巨匠や山陰両県の書家の作品計312点を一堂に集め、書道ファンらでにぎわっている。4日まで。

 全国主要都市で巡回展を開き、同市での開催は2年ぶり。中央書家の作品の現代書壇巨匠選(14点)と現代書壇代表選(98点)、山陰両県の書家による山陰現代書道代表展(40点)と山陰現代書道選抜展(160点)の4部門がある。

 漢字、仮名文字、篆刻(てんこく)、前衛書など多彩な作品が並ぶ。松岡泰南さん(鳥取県西伯郡)の篆刻「金門」は、国立公園・大山の金門にちなむ漢文に大山北壁の姿を添えた。佐々木龍雲さん(益田市)の前衛書は、細く濃い線と幅広で丸みのある薄い線を組み合わせて「平成の記憶」という題名と相まって、何が書いてあるのか想像させる。

 米子展の森田尾山運営委員長(76)は「リズムをつかみながら線を追い、絵画的な見方で白と黒の世界を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。

 入場料は一般・大学生700円、高校生以下無料。

2018年9月2日 無断転載禁止