特派員便り 先を読み支配する「棋士」

ニューヨークの街並み。道路は碁盤の目状になっていて分かりやすい
 ニューヨークの中心部・マンハッタンは西のハドソン川、東のイースト川に挟まれた南北に細長い島だ。眠らない街の象徴・タイムズスクエアや、世界的に有名なビルが林立する。

 道路は碁盤の目状になっており、初めて訪れた観光客にも分かりやすい。ストリート(丁目)とアベニュー(番街)で区分けし、ストリートは南から北へ、アベニューは東から西へ番号が増えていく。

 マンハッタンを歩いていると、ふと、錦織圭選手のテニスを思い出した。囲碁に「三手の読み」とあるように、錦織選手は相手の動きを先読みするように攻め、オープンコートをうまくつくって試合を支配する。さながらコート上の棋士だ。

 3回戦は、錦織選手より低い身長170センチのディエゴ・シュウォーツマン選手が相手。「一つのショットに力でこない。自分でどうにかしないと倒れてくれない」と錦織選手。縦横無尽に走り回る小兵を「棋士」がどう仕留めるか、期待したい。

2018年9月2日 無断転載禁止