白い船体 スクリーンに 七類港フェリーターミナルで映画観賞

フェリーの船体に映される映画「白い船」を見る人たち
 フェリーの白い船体に映画「白い船」を映して観賞するイベント「波の音シアター」が1日夜、松江市美保関町七類の七類港フェリーターミナルであった。白いフェリーが登場する同作品ならではの設定で、約100人が潮の香りに包まれながら物語に浸った。

 29日に開幕する「しまね映画祭」の事前イベントとして、同祭の実行委員会が隠岐汽船の協力を得て企画した。

 出雲市出身の錦織良成監督がメガホンを取った2002年公開作品で、来春閉校となる出雲市立塩津小学校の児童と、日本海を航行する白いフェリーとの交流の実話を描いている。停泊中のフェリー「おき」の船体を使ったスクリーン(縦3メートル、横5.5メートル)に、俳優の浜田岳さんらが演じる児童が、憧れのフェリーに乗る場面などが映し出され、観客の感動を誘った。

 会場では地元の有志が飲食物を販売してイベントを盛り上げた。

 広島県三次市から訪れた高本聖伍さん(36)は「映画を船に映して見るのはとても新鮮だった。『白い船』は初めて見たが、この企画にぴったりだった」と満喫した様子だった。

 27回目となる「しまね映画祭」は11月25日までの期間中、県内11市町村13会場で計30作品を上映する。

2018年9月3日 無断転載禁止