女子ログ 私のおばあちゃん

 私はおじいちゃんおばあちゃんっ子だった。おふくろの味とは、おばあちゃんの味だし、小学生の頃はおじいちゃんおばあちゃんの部屋で寝ていたことを今でも覚えている。

 そんな私の祖父母だが、祖父は少し前に亡くなってしまった。祖母は今も元気で、もうすぐ88歳の米寿の祝いを迎える。この秋には親戚一同が集まり、皆でお祝いをすることは、私の今年の大きな楽しみの一つだ。

 生まれてから大学進学で家を出るまでの18年間に、祖母に大きな声で怒られたという記憶はほとんどない。いつでも温かく受け入れてくれる存在で、今もなおそれは変わっていない。

 小さい頃の思い出の一つに、食事の場面がある。ご飯をおかわりしたが、どうしても最後の一口が入らない。そんなことがあるたびにいつも祖母は「残していいよ」と優しく言ってくれた。もし「残さず食べなさい!」と言われたら、どんなに食事の時間が嫌になっただろうか。

 いま、わが子につい「残さず食べなさい!」と言ってしまうことがあるが、いつもそのことを思い出す。

 年を取ると、体のことなど、誰しもが思い通りにならないことが出てくるだろう。しかし、やっぱり「おばあちゃん、元気で長生きしてね」の言葉をお祝いの時には伝えようと思う。

 (島根県奥出雲町・かちゃぼ)

2018年9月5日 無断転載禁止