童謡や1文字 濃淡巧みに 書家・吾郷さん 15日から作品展

出雲市内のアトリエで創作に励む吾郷佳昭さん
 島根県出雲市灘分町の書家、吾郷佳昭さん(69)が15日から、同市平田町の平田本陣記念館で書作展を開く。市や市教育委員会が主催し、書を身近に感じてもらい、誰でも楽しめる個展にしようと実行委員会も立ち上げ、書道教室や外国人との書道交流会など多くの体験型イベントを計画している。10月14日まで。

 県独立書人団副代表で、県書道協会の常任理事の吾郷さんは24歳で本格的に書を志した。現在は、独立書人団評議員・審査会員を務める。書道人口の減少や書への関心の薄れに危機感を抱いていた折、個展開催の打診を受けた。通常の展示会で終わらせないように、と3月に知人14人に呼び掛けて実行委を発足させた。

 会場には、親しみやすいように童謡や1文字を、書体や墨の濃淡で多彩に表現した大小の近作50点を並べる。15日は午前10時半ごろから、同館の庭で3メートル四方の紙に揮毫(きごう)するパフォーマンスも披露する。

 会期中は、ほぼ常駐して作品解説をするほか、土、日曜日は無料の書道教室、画家や写真家が書の楽しさを語る講演会など多彩な催しを開く。吾郷さんは「古里への思いを書に込めた。書から何かを感じてもらえたらうれしい」と話した。

 火曜日休館。入場料は大人600円、高校生以下は無料。

2018年9月7日 無断転載禁止