「コナン」が縁 米国人気司会者コナン氏、鳥取・北栄町訪問

面会し笑顔で「和解」する松本昭夫北栄町長(左)とコナン・オブライエン氏=鳥取県北栄町由良宿、町役場
 人気漫画「名探偵コナン」で町づくりを進める鳥取県北栄町を、米国のテレビ人気司会者コナン・オブライエン氏(55)が6日、訪問した。冗談ながらも司会を務めるトーク番組で漫画の主人公のキャラクターが自身と酷似しており「模倣だ」などと主張し、松本昭夫町長とのネット上での「口論」に発展。この日もユーモアたっぷりのやり取りの末に「コナン」を巡る論争に終止符を打った。

 オブライエン氏は8月の番組「Conan(コナン)」で漫画の主人公・江戸川コナンの容姿や決めポーズが自身とそっくりだとして「人気を横取りされている。賠償金3兆円を支払いなさい」と冗談を飛ばした。松本町長はこれに対し、町の会員制交流サイト(SNS)フェイスブックで「欲しければ来町を」と返した。

 その後も、ネット上などで「町内のコナンの銅像を私の髪型に」(同氏)、「北栄町の人口に当たる1万5千個のハンバーガーを持ってきて」(松本町長)とやり取りは続き、オブライエン氏の訪問につながった。

 この日、同氏が北栄町役場大栄庁舎(同町由良宿)に到着すると、ファンや180人の町職員が大歓声で迎え、松本町長は「一日町長」に任命。「支払い要求」には「育てて売れば3兆円になる」と町特産の大栄スイカの種を贈り、同氏も「この種は税関を通れますか」と笑わせた。

 「和解の証し」として、同氏には同日、鳥取県の平井伸治知事から「名誉侍コナンダー」の任命書と記念の鍵形オブジェも贈られた。

2018年9月7日 無断転載禁止