美郷 田舎の恵み お裾分け 「おおち山くじら」サイト開設

サイトを通じて、応援してくれるファンを増やしたいと話す森田朱音さん
 美郷町特産のイノシシ肉を製造・販売する「おおち山くじら」(美郷町乙原)が活動を支援してもらうとともに、田舎の恵みをお裾分けしようと、インターネットのファンクラブサイトを立ち上げ、仲間づくりを進めている。月3500円を出資した「贈り物会員」には毎月、イノシシ肉や野菜など“田舎のいいもの”を提供。サイトを通した交流で美郷暮らしの魅力を発信する。

 サイトは「イノシシ屋あかねの田舎暮らし」。クラウドファンディング大手「キャンプファイヤー」が展開するサービスを利用して開設した。

 担当するのは同社共同代表で、福岡県出身の森田朱音さん(35)。「美郷町では近所の方がマツタケをくれたり、田んぼ作業のお礼に米をくれたりした。地方移住者が感じた、都会では考えられない田舎の魅力や温かさを共有してもらえればうれしい」と話す。

 会員は2種類。月500円の「ファンクラブ会員」には、交流サイト「フェイスブック」への招待と、新商品を優先的に案内する特典がある。「贈り物会員」には二つの特典に加えて毎月1回、山や川の幸を提供。これまでに七草やイノシシ肉のセットの他、天然ウナギなどを送った。6日時点でファンクラブ会員は2人、贈り物会員は17人が登録しているという。

 同社は西日本豪雨で運営するイノシシの処理施設が被災したが、片付けや復旧の資金提供で大勢の支援を受け、8月21日にイノシシ肉の出荷を再開した。森田さんは「応援してくれる方がたくさんいると実感した。サイトなどを通じ、これからもファンの方とのつながりを深めたい」と望む。

2018年9月7日 無断転載禁止