練習パートナー田島選手 錦織選手の強さ語る

錦織圭選手の練習パートナーを務める田島尚輝選手=ニューヨーク
 【ニューヨーク=本紙特派員・曽田元気】テニスの全米オープンで錦織圭選手(28)=日清食品=の指名を受け、練習でヒッティングパートナーを務めるのが男子ジュニアの田島尚輝選手(17)=TEAM YONEZAWA=だ。練習での印象を「調子の波がほとんどなく、集中している」と語る。背中を追うように成長を続ける若手のホープが、四大大会制覇へ突き進む錦織選手を支えている。

 田島選手は熊本市出身。今回の全米オープン・ジュニアはシングルス、ダブルスとも1回戦で敗れたものの、今年の全仏オープン・ジュニアの男子ダブルスで、2006年の錦織選手以来の優勝を果たした次世代の期待の星だ。

 準々決勝前など4度、錦織選手と打ち合った時に注目したのは、錦織選手がフォアを打つ構えをつくるまでの速さ。ためが生まれ、強いボールが打てるだけでなく「どっちに飛んでくるか分からない」と舌を巻くほどだ。

 その上で、打球のコントロールが良いのは、フォアよりもバックだと説明する。「バックのダウンザラインはぶれが少ない」とし、準々決勝のマリン・チリッチ(クロアチア)戦も、バックの打ち合いで相手がミスしたのが勝利のポイントだったと見る。

 練習でのラリーは徐々にテンポが上がる。「最初にミスをするのは必ず自分の方」と、錦織選手のミスの少なさに驚く。準決勝前の練習でも打ち合う予定で「正直、(ヒッティングパートナーが)自分でいいのかなと思うが、役割を全うしたい」と意気込んだ。

2018年9月8日 無断転載禁止