後醍醐天皇しのび帝祭 衣装披露やサミット 隠岐・西ノ島

御所車行列の衣装を披露する参加者=島根県西ノ島町別府、至誠館
 鎌倉時代末の1332年、隠岐へ配流された後醍醐天皇(1288~1339年)をしのぶ「帝祭(みかどまつり)」が8日、ゆかりの島根県西ノ島町別府地区であった。町内外からの参加者22人が後醍醐天皇や武将、女官などに扮(ふん)し、勇壮かつ優雅な姿を披露した。

 御所車行列として地区内を練り歩く予定だったが、雨天のため、関連行事「後醍醐天皇サミット」会場の集会施設で、出演者のお披露目会として開催。天皇の隠岐脱出を手助けした名和長年らの武将、女官姿の参加者が登場すると、聴講者らが盛んにカメラのシャッターを切った。

 後醍醐天皇役を務めた、鳥取県江府町文化財保護審議会長の佐々木満さん(81)は「(後醍醐天皇の)歴史上での存在の大きさを感じた」と話した。

 お披露目会後のサミットでは、同県琴浦町、松江市、岡山県津山市など後醍醐天皇ゆかりの地の関係者が伝承や顕彰活動を報告。約100人が歴史ロマンに思いをはせた。

 帝祭と同サミットは、同町観光協会などで構成する島まつり実行委員会(委員長・松浦道仁町観光協会代表理事)が隔年で開いている。

2018年9月10日 無断転載禁止