益田・ヨズクハデ3基 里山に秋の彩り 住民有志作る

ヨズクハデの周りで遊ぶ園児たち
 島根県益田市本俣賀町の住民有志らが同町内の田んぼで、羽を休めるフクロウのような姿の稲はで「ヨズクハデ」3基を作った。発祥地として知られる大田市温泉津町西田地区の西田ヨズクハデ保存会から工程を教わった力作で、里山に秋の彩りを添えている。9月いっぱい楽しめるという。

 同保存会のメンバーから作り方を教わった菓子製造業、藤枝昭利さん(77)が中心となり、地域活性化を狙いに設置しており、4年目となる。

 今年は地元住民ら16人でこのほど、作業に励んだ。杉丸太や竹を組み上げ、5アールの水田で刈り取ったもち米の稲約650束を掛け、高さ5メートルの2基と高さ3メートルの1基を完成させた。

 傍らに設置した屋根付きの看板には、メンバーが昨年秋にススキを刈り取り、乾燥させて作った高さ20~25センチのフクロウの飾り物22体をあしらったほか、先頃亡くなった漫画家のさくらももこさんを追悼し「ちびまる子ちゃん」を模した手作りのかかしも立てた。

 独特の姿は口コミで評判が広がり、近くの梅賀山保育園の園児15人や住民ら計約40人が早速訪れ、周りでカエルやトンボを捕まえたり、記念撮影をしたりして笑顔の輪が広がった。

 藤枝さんは「1人でも多くの人に見てほしい」とほほ笑んだ。

2018年9月11日 無断転載禁止