邑南・古民家改装し そばの学校 町おこしの新拠点に

そばの学校で開かれた体験教室に参加する子どもたち
 そばをテーマにした体験研修施設「そばの学校」がこのほど、邑南町日和の古民家を改装して開校した。そば打ち体験から職人の育成、ソバの栽培方法の学習など幅広い機能を担う。町内には「邑南そば街道推進協議会」があり、食と農を生かした町のA級グルメ構想と連携して、そばによる町おこしの拠点となる。

 そばの学校は、「食の学校」などを運営する食と農人材育成センター(邑南町日和)が築約60年の民家を約100万円かけて改装し、そば打ち台や食事スペースを設けた。初心者のそば打ち体験教室や、食の学校で開講中の職人養成講座が行われる予定。

 開校日には、広島市内などの子どもたち16人が早速、町内で活動する「雲井そば打ち道場」のメンバーから打ち方を教わった。

 一方、同協議会は、三瓶在来種のソバを普及させるため、町内の矢上、日和両地区で栽培実験を行う。減反で作付けされない水田の活用と農家の収入につなげる狙い。同協議会事務局の伊達一樹さん(65)は「田んぼでのソバづくりのマニュアルを作成し、生産技術を確立したい」と話す。

 また、町内では、市木地区の空き店舗に地元住民出資のそば屋「瑞穂ふくのや」が開業し、町観光協会も町産ソバを原料にした発泡酒「邑南プレミアムソバモルト」を発売するなど取り組みが各地で進む。

 伊達さんは「ソバの栽培、調理、食べる、職人を育てる、普及までの流れをそばの学校でつくりたい」と構想を描いた。

 町内には、同センターが運営する町立食の学校、農の学校があり、3カ所目の研修施設になる。

2018年9月11日 無断転載禁止