奥出雲町立布勢小6年生 「外国とのつながり」 「ヤングこだま」特集

 奥出雲町立布勢小学校(同町八代)6年生はこのほど、国語と総合的な学習の時間とのタイアップで、「意見文を書く」活動を行いました。その中で「外国とのつながり」をテーマに取り上げ、全員が意見文をまとめました。日本と他国、他国と他国がそれぞれつながっていることに着目し、その中から一人一人が課題を決めて調べ学習をし、そのあとで自分の思いをまとめました。「米朝首脳会談」「核兵器や化学兵器の使用」「拉致問題」などの国際的な問題に真正面から取り組み、堂々と持論を展開しています。11人全員の作品を紹介します。


南北が向き合い戦争終結を 藤原 歩生

 私は、4月28日付の山陰中央新報の記事を読みました。その記事にあった「軍事境界線 徒歩で越(こ)える」という見出しと、金正恩朝鮮(キムジョンウンちょうせん)労働党委員長と文在寅(ムンジェイン)韓国大統領が手をつないでいる写真を見て、とてもうれしく思いました。

 韓国と北朝鮮の国境には非武装地帯がもうけられており、そこにはまだたくさんの地雷(じらい)がうまっています。私は『非武装地帯に春がくると』という本を読んで、そのことを初めて知りました。

 私は、非武装地帯が早くなくなってほしいと思っています。なぜなら、その場所がなくならないと、南北の平和はもどらないと思うからです。また、北朝鮮はまだ核(かく)兵器を持っているので、いつ戦争が起こるか分かりません。日本にもいつミサイルを飛ばすか分かりません。

 確かに南北がすぐに仲良くなることは難しいと思います。しかし、北朝鮮と韓国が向き合っていくことで朝鮮戦争が終わる、と私は思います。私は、南北が仲良くなり、核兵器がなくなることを願っています。


北朝鮮の動き警戒し見守る 渡部 颯太

 6月12日、シンガポールで米朝首脳会談が行われました。その会談で、アメリカは北朝鮮(ちょうせん)の完全な非核(かく)化を望んでいることを示しました。

 核兵器は何もかもをなくしてしまう、こわい兵器です。ぼくは、北朝鮮に核兵器をなくしてほしいです。だから、これからの北朝鮮の動きに注目していきたいです。なぜかというと、今回の会談では、非核化の具体的な方法については示されなかったからです。

 昨年の今ごろ、北朝鮮側は何度もミサイルを発射し、盛んに挑発(ちょうはつ)をくり返していました。アメリカもその挑発に乗っていたので、戦争がすぐそばまでやってきているように感じていました。

 会談が行われた今、北朝鮮は核開発をやめると言っています。アメリカも北朝鮮と分かり合えたと言っています。これが本当なら、平和への第一歩だと思います。

 北朝鮮は非核化を約束しました。でも、その動きを引き続き警戒して見守っていかないといけないと思います。


拉致問題を解決してほしい 陶山 陽也

 以前、北朝鮮(ちょうせん)がミサイルを発射したニュースを見て、北朝鮮って一体どんな国なんだろうと思いました。また、総合的な学習の時間で「外国とのつながり」についてクラスで話し合っていたときに、横田めぐみさんという人が北朝鮮に拉致(らち)された、と友達から聞きました。ぼくは「拉致」という言葉をこのとき初めて知って、とてもこわくて悲しい出来事だと分かりました。

 大切な人が知らないうちに連れ去られ、家族の人は無事にもどってくることをずっと願っていると思います。だから、早く拉致問題を解決してほしいです。

 北朝鮮は「拉致被害(ひがい)者の問題はすでに解決している」と言っています。でも、ぼくは信じられないです。なぜなら、北朝鮮は核(かく)兵器をやめる約束をこれまで2回も破っているからです。

 拉致問題について、ぼくは新聞記事を読んだりDVDを見たりして調べました。これからも拉致問題に関心を持ち続け、拉致という言葉を一生忘れないようにしたいと思います。


米朝首脳会談で非核化期待 石原 里海

 6月にあった米朝首脳会談をニュースで見ました。その中で非核(かく)化が話題になったことに、ぼくは心を打たれました。

 ぼくは、この米朝首脳会談で、北朝鮮(ちょうせん)の非核化問題がやっとスタートラインに立ったと思います。なぜなら、長く敵対してきたアメリカと北朝鮮が初めて会談を行って、新たな関係を築くことができたからです。

 北朝鮮はこれまで核開発をやめるという約束を何度も破ってきました。でも、この会談でトランプ大統領と金(キム)委員長が会話やあく手などをして親密になったから、きっと大丈夫だと思います。

 アメリカは朝鮮半島の完全な非核化をかかげて会談に臨みました。しかし、会談では、非核化の具体的な方法や、いつまでにという期限までは決められませんでした。そのことを心配する声もあります。でも、北朝鮮は核実験場を破壊(はかい)したり、積極的に首脳会談をしたりしているので、ぼくは大丈夫だと思います。

 これから話し合いがもっと前進して、世界から核兵器がなくなってほしいです。


許されない化学兵器の使用 宮崎 千晴

 雑誌を見ていたら、シリアの内戦の記事が目に留まりました。見出しに「化学兵器は許さない」と書いてあったのが気になり、私はこの記事について調べてみることにしました。

 シリアで現在行われている内戦では化学兵器が使われました。化学兵器とは人や動植物に大きな被害(ひがい)を与える、毒ガスなどの兵器です。

 私は、化学兵器を使うのはひきょうだと思います。なぜなら、化学兵器が使われたことで、何の罪もない子どもたちが呼吸困難になり、十数人が亡くなりました。また、この内戦ではこれまで35万人が亡くなり、その3分の1が戦争とは関係ない一般人だそうです。

 「遠く離れたシリアでの内戦は日本には関係ない」と言う人がいるかもしれません。でも、日本で戦争が起きたら、シリアと同じことになるかもしれません。化学兵器は爆弾(ばくだん)とちがって、目に見えにくいところがこわいです。

 私は、武器や暴力を使わずに話し合いで解決し、平和で争いのない世界になってほしいです。


世界平和へ核兵器減らして 八澤 月星

 今年の6月12日、シンガポールのカペラホテルで歴史的な米朝首脳会談が行われました。アメリカのトランプ大統領と北朝鮮(ちょうせん)の金正恩(キムジョンウン)委員長があく手を交わした、というニュースを見ました。

 史上初の米朝首脳会談では、トランプ大統領と金委員長が約12秒間あく手をしたそうです。二人とも笑顔(えがお)だったので、私はびっくりしました。なぜかというと、それまで二つの国はあまり仲が良くなかったからです。

 アメリカと北朝鮮は平和を望んでいます。私は、二つの国が仲良くなって平和な関係をつくってほしい、と思いました。

 アメリカと北朝鮮がそうだったように、日本と北朝鮮もずっと敵対してきました。簡単なことではないですが、日本と北朝鮮も仲良くなってほしいです。

 私は、平和で争いのない国が増えたらいいなと思っています。そのためにはやはり核(かく)兵器を減らさないといけません。今後どうやって核兵器を減らすのかが一番知りたいです。私は、これからの世界がどうなるのか注目しています。


シャンシャン日本に残して 高木 結菜

 6月12日は東京・上野動物園のパンダ、シャンシャンの1歳の誕生日でした。私の誕生日と1日違いです。その日の新聞記事を見たら、シャンシャンが来年2歳になったら中国に返さないといけないかもしれない、と書いてありました。シャンシャンは日本で生まれたのに、なぜ中国に返さないといけないのか、私は疑問に思いました。

 世界でも生息数が少ないパンダは、絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引について定めた、ワシントン条約で保護されており、売買が禁じられているそうです。日本が中国からパンダを借りるのに何億円もお金がかかっていることを知って、びっくりしました。

 私はシャンシャンにいつまでも日本にいてほしいです。なぜかというと、シャンシャンはみんなの心をいやしてくれる存在だからです。シャンシャンがいなくなるとさみしいです。

 これからも日本でシャンシャンが見られるようにするためにも、中国と仲良くして、関係が悪くならないようにしてほしいです。


インド代表とホッケー交流 内田 琉生

 ぼくが読んだ「広報奥出雲」の中に、「奥出雲町、東京オリンピックホッケーインド代表のホストタウンに登録」と書かれていました。

 ホッケーは奥出雲町の町技です。ぼくは、ホッケーインド代表に奥出雲町に来て、奥出雲町のおいしいものをたくさん食べてほしいし、奧出雲町の産業である雲州そろばんを知ってほしいです。

 なぜなら、ホッケーを通しインド代表と交流できるし、奥出雲町特産の仁多米を食べてもらうなどして、奥出雲町の良さを知ってもらえるからです。

 また、インドの人は数学が得意だと聞きました。だから、雲州そろばんをインドの人にも使ってほしいです。

 確かに、オリンピック選手をむかえるには十分な準備が必要で大変かもしれません。でも、ホッケーインド代表が来るまでにはまだ時間があるので、いろいろな対応を考えればいいと思います。

 ぼくはインドの言葉を覚えてあいさつをしたいです。そして、ホッケー日本代表とインド代表の両方を応援したいです。


有意義な外国の人との交流 鐘撞 陽斗

 先日、横田高校が交流を続けておられる、アメリカのストリームウッド高校の生徒さんたちが布勢小学校に来られ、いっしょに昔遊びなどをして交流しました。ぼくが生徒さんたちと交流したのは今回で2回目です。

 ぼくは、小学生のころから外国の人と話したり遊んだりして交流することは、外国の文化や言葉を知ることができる良い機会だと思います。なぜなら、英語が話せなくてもコミュニケーションをとることができるからです。

 ぼくはけん玉が得意なので、ひざを使ってやることをジェスチャーで伝えました。それがちゃんと伝わって、高校生さんは大皿にのせることができました。

 生徒さんたちは少し日本語が話せ、笑顔(えがお)で交流してくれました。ぼくは、どんな人が来るのかなと思ってドキドキしていたけど、気持ちが少し楽になりました。生徒さんたちはとても明るく接してくれました。

 ぼくは中学校に行ったらもっと英語の勉強をして、外国の人に笑顔で明るく話しかけたいです。


世界の非核化に向け努力を 八澤 理南

 最近、核(かく)兵器の問題が新聞によくのっていますが、非核化の問題は解決方法が見つからず、あまり進んでいません。

 みなさんは核兵器の恐ろしさを知っていますか。今の核兵器は、広島、長崎に落とされた原子爆弾(ばくだん)よりももっと威力(いりょく)を増しています。そんな被害(ひがい)がたくさん起こる核兵器を持つことは、本当にやめてほしいです。

 確かに、先ごろアメリカと北朝鮮(ちょうせん)が非核化について話し合いをしましたが、すぐに問題が解決するわけではありません。だからといって、いつまでもこのままだと、私たちの子孫が困ります。だから、私たちが非核化に向けて努力することが大切だと思います。

 今は、北朝鮮が非核化の対象になっていますが、世界にある核兵器の9割はアメリカとロシアが占めています。私たちはこのことも忘れてはいけません。

 核兵器の問題以外にも、解決していない世界の問題はたくさんあります。国同士で協力して、早く解決してほしいです。そして、安心、安全な世界をつくってほしいです。


英語がうまく話せるように 八澤 蒼空

 先日、布勢小学校でアメリカのストリームウッド高校の生徒さんとの交流会があり、いっしょにけん玉やこまなど、日本の遊びを楽しみました。

 私は、英語を使って外国の方ともっと会話がしたいです。英語が話せると、いろいろなところで役立ちます。でも、私は外国には行きたくはありません。それは、いつどこで何が起こるか分からなくて心配だからです。

 外国に行かないと本物の英語が分からないという意見もありますが、私は外国に行かなくても英語は勉強できると思います。ストリームウッド高校の生徒さんが来られたとき、簡単な英語を使って自分から積極的に話しかけてみました。すると、少しきんちょうはしたけど、生徒さんが笑顔になってくれて、言いたいことが伝わったかなと思いました。

 これから、外国語活動の時間にもっと勉強して、英語がすらすらと話せるようになりたいです。また、自分が笑顔(えがお)で話すことで仲良くなれたので、これからも外国の方に会ったときは笑顔で話しかけたいです。

2018年9月13日 無断転載禁止

こども新聞