風景画や映像 フィギュア 作品230点 石見美術館で企画展

内覧会で、野村康生さん(右から2人目)の作品解説を聞く来場者たち
 企画展「めがねと旅する美術展」(県立石見美術館など主催)が15日、島根県益田市有明町の県立石見美術館で開幕する。14日には内覧会があり、来場者87人が、対象物を俯瞰(ふかん)した風景画や映像など、江戸期から現代までの多様な作品230点の鑑賞を楽しんだ。

 企画展タイトルの「めがね」は、未知の世界ののぞき窓、といった意味で「『みる』ことの探求」を副題に掲げた。同館と青森県立美術館、静岡県立美術館の3館共同企画。浮世絵や眼鏡、のぞきからくり、彫刻、プラスチックフィギュアなど多彩なジャンルの作品を展示した。

 益田市出身で岡山県倉敷市在住の作家野村康生さん(39)は、米航空宇宙局(NASA)のデータを基にした絵画「Noctis Labyrinthus(夜の迷宮)」を出展。作品を前に「火星の上にある『夜の迷宮』と呼ばれる地域の等高線データを基に描いた。3次元の地形を描写する等高線を使って高次元の世界を表現した」と解説し、来場者が聞き入った。

 会期は11月12日まで。有料。

2018年9月15日 無断転載禁止