昭和の生活に思いはせ 蓄音機や手回し計算機 音の出る道具展示 浜田

昭和の時代に愛された機器の数々に見入る来館者
 浜田市黒川町の市浜田郷土資料館で、昭和期に使われた音の出る民具や機器を集めた「音のある暮らし展」が開かれている。拍子木や薬研(やげん)といった古くからの民具に加え、蓄音機、手回し式計算機など、今では目にする機会が少ない機器の展示に、来館者が遠くなった昭和時代に思いをはせた。12月12日まで。

 生活家電のデジタル化で音の出る道具が少なくなったことから、同館に市内外から寄付された昭和期の民具や機器のうち、音が出る計136点を展示した。

 展示の蓄音機3点のうち、一番古い物は昭和初期に製造されたとみられ、今でもハンドルを回しレコードを聴ける。電卓が普及する前まで市が税金の計算で使っていたという手回し式計算機は、数字の設定にレバーを動かす際、カチャカチャと特徴的な音が出る。

 同館の小松原豊館長(72)は「昔の音を思い出し、楽しんでもらいたい」と話した。昭和中期の白黒テレビに見入った浜田市日脚町の三隅豊さん(83)は「1960年ごろ義兄がテレビを買った。橋幸夫が出る番組をよく見た」と懐かしんだ。

 午前9時~午後5時まで開館し、入場無料。18日は休館で、19日以降は毎週月曜日が休館となる。

2018年9月18日 無断転載禁止