エスプレッソ普及目指し 大田で国際資格の認定講習

横山千尋氏(中央)から正しいエスプレッソの入れ方などを教わる飲食店経営者たち
 イタリアが本場で深い味わいが特徴のコーヒー「エスプレッソ」の普及を進める同国発祥の非営利団体「国際カフェテイスティング協会(IIAC)」による国際資格の認定講習が20日までの3日間、島根県大田市大森町の飲食店「ZUIENT(ズイエント)」で開かれた。山陰両県で初開催で、大田市内の飲食店経営者ら8人が、エスプレッソの知識や味覚の分析、正しい入れ方の基礎などの習得に励んだ。

 1993年設立のIIACは、エスプレッソの価値や魅力を科学的、数値的に分析。蓄積した知見や知識を普及するための資格認定制度を設け、国際基準のISO95011も取得した。

 講習はZUIENTなどが、IIACの日本支部に当たる「IIAC-JAPAN」(東京都)の協力を得て実現した。今回は、5段階ある資格で最も基礎となり、国内取得者は約1千人という「エスプレッソ・イタリアーノ・テイスター」の取得希望者を対象に開催。IIAC認定講師の米川正義、横山千尋両氏が講師を務めた。

 大田市、出雲市などから飲食店の店長や従業員、カフェ開設を計画する経営者らが参加。エスプレッソの歴史をはじめ、コーヒー豆の量やひき方で味が変わることなど、おいしく入れるための技術と知識を学んだほか、味、色、香りなどを鑑定する「テイスティング」も実践した。

 講習期間の最後には資格取得の試験に臨んだ。結果は後日、判明する。

 大田市大田町で飲食店を経営する松下怜司さん(37)は「エスプレッソの奥の深さを実感した。今後も勉強をしていきたい」と述べた。

2018年9月21日 無断転載禁止