恐竜やアニメキャラ 邑南の警察官 住民と針金アートで交流

アニメのキャラクターや恐竜をたくみに作り上げる永井雄也巡査長
 島根県邑南町井原の川本署井原駐在所に勤務する永井雄也巡査長(28)が針金を使ったアート作品を制作し、地域で話題となっている。100円ショップにある針金をたくみに曲げて、恐竜やアニメキャラクターを作り上げる。町内で講座を開き、交通安全や防犯の呼び掛けを交え、住民と針金アートを通じた交流を深めている。

 永井巡査長は子どもの頃から手先が器用で、家にあった日曜大工用の工具を使うのが好きだったといい、「『針金アート』が作れる気がして、独学で習得した」と振り返る。

 2013年に県警へ入り、県警察学校(松江市西浜佐陀町)時代、地元の文化祭に出品した。15年3月に井原駐在所へ赴任後は、公民館や放課後児童クラブで作り方を教えるようになった。自立式の簡単な自転車なら3分で完成。目の前で針金が形を変えて作品になる様子は、参加者の注目を集める。

 大きな作品はデッサンで構想を練り、作業に取り掛かる。子どもたちに人気のティラノサウルスは、2本の脚で立つように針金を何重にも巻き、体の膨らみを緩やかな曲線で表現する。全長60センチ、高さ22センチの大作だが、約4時間で出来上がるという。

 折り紙も得意で、巡回連絡で地区の家庭などを訪問する際は、色紙をポケットに忍ばせる。玄関先でクジャクやウサギを折ると、思わぬプレゼントに住民は驚くという。

 身長178センチ、体重100キロと巨漢の永井巡査長は「『見た目は大きいのに手先は器用だね』と、よく言われる」と笑う。今後も趣味を生かして住民と距離を縮めたいといい、「もっと上手になり、地域の人が喜んでもらえる作品を作りたい」と意気込んでいる。

2018年9月25日 無断転載禁止