デザイン性豊かな版画、写真 ファッション誌の43点展示

20世紀初頭のファッション誌に掲載された版画を鑑賞する来場者
 ファッションをテーマにしたコレクション展「イラストから写真へ」が益田市有明町の県立石見美術館で開かれ、来場者が往年の海外ファッション誌に収められた43点のデザイン性豊かな版画や写真に見入っている。11月5日まで。

 20世紀初頭から1990年までの版画30点と冊子3点、写真10点を展示。版画はフランスの高級雑誌に添えられた極彩色の図版で、型紙の模様を切り抜いた部分に染料や絵具をすり込む「ステンシル」という技法で制作された。色ごとに版を替えて色付けした手の込んだ美しいイラストが来場者の目を引いている。

 象2頭を前にポーズをとるロングドレスの女性を撮った写真「ドヴィマと象」(リチャード・アヴェドン、1955年)も注目を集めている。

 同館の南目美輝学芸課長(46)は「20世紀初頭にファッション雑誌が流行を発信する重要な役割を担うようになった。豪華なイラストや、時代の空気感を反映した写真を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 開館時間は午前10時~午後6時半(入館午後6時まで)。毎週火曜日休館。有料。

2018年10月1日 無断転載禁止