輝(き)らりキッズ フェンシング 期待の日本ランク3位

夢ゆめは五輪のメダル

 夏の全中選手権準優勝

津森 志道(つもりしどうさん)(松まつ江え三中3年)

2024年のパリ、2028年ロサンゼルス五輪出場とメダル獲得を目標に練習を積む津森志道さん=島根県立松江工業高校フェンシング場
 松(まつ)江(え)フェンシングクラブ(金(かな)津(つ)義(よし)彦(ひこ)代表)に、男子サーブルのカデ(17歳(さい)以下)の部で日本ランキング3位に入っている選手がいます。松江三中3年の津(つ)森(もり)志(し)道(どう)さん(15)で、「オリンピックでメダルを取るのが夢(ゆめ)」と、2020年東京大会後の24、28年の五輪出場を目標に練習に励(はげ)んでいます。

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 フェンシングは、予選リーグが1セット3分間で5本先取、決勝トーナメントは3セット15本先取で勝敗を決定。種目は、背(せ)中(なか)を含(ふく)む胴(どう)体(たい)のみがポイントの有(ゆう)効(こう)面となる「フルーレ」、全身が有効面の「エペ」、頭と腕(うで)を含む上半身が有効面の「サーブル」があります。フルーレとエペの攻(こう)撃(げき)が「突(つ)き」だけなのに対して、サーブルは「斬(き)り」も加わり、他の2種目よりダイナミックで勝負の決着も速いのが特徴(とくちょう)です。

 津森さんがフェンシングを始めたのは、小学2年生だった11年。同クラブの練習を見学し、剣(けん)さばきの格(かっ)好(こう)良さにひかれ、入門しました。同年8月の島根県選(せん)手(しゅ)権(けん)がデビュー戦で、小学低学年フルーレ個(こ)人(じん)の部で3位入賞しました。

剣を手に勢ぞろいする津森志道さん(左から5人目)ら松江フェンシングクラブの仲間たち=島根県立松江工業高校フェンシング場
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 16年冬、フルーレからサーブルに転向。17年にタイのバンコクで開かれた国(こく)際(さい)大会「アジアン・サーブル・カデ・サーキット」日本代表に選ばれたほか、今年7月の第4回全国中学生選手権で、山(さん)陰(いん)勢(ぜい)としては最高成績となる準(じゅん)優勝(ゆうしょう)を飾(かざ)りました。

 体力と一瞬(いっしゅん)の判(はん)断(だん)力、相手に対する洞(どう)察(さつ)力が求められるサーブル。津森さんは魅力(みりょく)を「打ち合いをし、相手の行動パターンを読んで弱点を突き得点するのが面白い」と話します。

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 毎週月、水曜日の夜、松江市古(こ)志(し)原(ばら)4丁目の島根県立松江工業高校であるクラブの練習では、元五輪代表選手の金津代表(57)や野(の)村悟(むらさとる)コーチ(55)、小(こ)谷(たに)太(たい)洋(よう)コーチ(25)の指(し)導(どう)を受けます。「技(わざ)のバリエーションを増(ふ)やすことを心掛(が)けている」と津森さん。一歩目の踏(ふ)みだしが大きいと、逆(ぎゃく)に相手に出ばなを突かれる恐(おそ)れがあり、足の運びにも注意を払(はら)います。10月からは、来年の世界カデ選手権日本代表の選考試合となる欧州(おうしゅう)サーキットに出場予定で、練習に熱が入ります。

 最大目標は選手として充実(じゅうじつ)期(き)の21、25歳時にあるパリ、ロサンゼルス五輪に出場し、メダルを取ること。小谷コーチは津森さんを「しっかり動ける。迷(まよ)いなく思い切った攻めで相手を斬りにいくのが特徴」と評(ひょう)し、「日本代表になってメダルを取れる選手になってほしい」と期待しています。

 プロフィル

【好きな教科】体育
【好きな食べ物】すし、ラーメン
【好きな言葉】勝利
【目標とする選手】オ・サンウク選手(韓(かん)国(こく))

2018年10月3日 無断転載禁止

こども新聞