大田・琴ケ浜 国天然記念物指定1年 仁摩図書館で記念展示会

鳴り砂の原理などを解説した展示パネルを見る来館者ら
 砂浜を踏むとキュッと音がする「鳴り砂」で知られる琴ケ浜(島根県大田市仁摩町馬路)が国天然記念物指定から1年を迎えるのに合わせ、仁摩図書館(同町仁万)で3日、記念の展示会が始まった。砂が鳴る原理や環境保全の大切さを紹介したパネル、浜の写真、なぎさに打ち寄せられた貝殻を使ったオブジェなどが並び、来場者が地域の宝への理解を深めている。22日まで。

 「日本三大鳴き(り)砂」の一つとも称される琴ケ浜は昨年10月13日、国天然記念物の指定を受けた。

 会場には、地元住民が研究し、作成したパネル約50枚を展示。ガラスの原料になる石英を多く含んだ砂がこすれ合う摩擦音が、「鳴り砂」につながっていることや、汚染すると鳴らなくなるため、音が「環境のバロメーター」になっていることなどを解説している。

 浜に打ち上げられた貝殻で動物や魚をかたどったオブジェや海岸の全景写真、国内の鳴り砂の分布図や関連図書、仁摩サンドミュージアム(同町天河内)にある世界最大砂時計の13分の1サイズのミニチュア模型なども展示し、来館者の関心を集めている。

 展示会を主催した仁摩図書館の長谷匡毅館長は「1周年の節目に改めて琴ケ浜について地域の理解を深め、保全意識の醸成につなげたい」と述べた。

 観覧無料。期間中、8日と毎週火曜日が休館。

2018年10月4日 無断転載禁止