福井国体 岡太 圧巻の試合運び 成男グレコ87キロ級V

【レスリング成年男子グレコローマンスタイル87キロ級決勝】力強い攻めで優勝した鳥取の岡太一(自衛隊体育学校、左)=おおい町総合運動公園体育館
 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」第5日は3日、ボート、カヌーなどがあり、レスリングの成年男子グレコローマンスタイル87キロ級の岡太一(鳥取・自衛隊体育学校)が優勝した。グレコローマンスタイルでは少年92キロ級の岡修人(島根・隠岐島前高)が3位、成年男子77キロ級の前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)が準優勝だった。

 ボートは各種目の決勝があり、少年女子シングルスカルの沖田海里(島根・江津工高)と少年男子ダブルスカルの鳥取がともに3位。他に山陰両県勢の3クルーが入賞した。

 セーリングの成年女子セーリングスピリッツ級は第5、6レースが中止となり、第4レースまでの成績で鳥取が準優勝となった。

 カヌースプリント200メートルは、成年女子カナディアンシングルで足立花笑(島根・武庫川女大)の7位など、山陰両県勢の計5クルーが入賞した。弓道成年女子近的は鳥取が6位だった。

 第6日は4日、ホッケー、ライフル射撃など9競技がある。

肘手術から完全復活 4試合で1点も与えず

 勝ち名乗りを受けてもほとんど表情を変えなかった男は、マットを降りて安堵(あんど)した。レスリング成年男子グレコローマンスタイル87キロ級決勝。鳥取の岡太一(自衛隊体育学校)は「格上の相手はいない。優勝しないといけないと思っていた」。4試合で1点も与えない圧巻の優勝だった。

 昨年の国体と全日本選手権、今年の全日本選抜選手権の決勝でいずれも敗れた、自衛隊の後輩、角雅人がいない今大会。東京五輪代表を狙う立場として「こういうところで負けられない」と気合が入った。

 決勝のハイライトは試合開始早々に訪れた。「せっかく右腕を差せたので投げようと思った」と岡。一度左に振ってから首投げを決めポイントを奪い、そのまま逃げ切った。

 東京五輪に向けて大事な12月の全日本選手権につながると重要視した国体で、2年前の両肘の手術後、初めての優勝。「完全復活と言っていいです」。鳥取を背負った秋の活躍を弾みに、師走の大一番に向け走りだす。

2018年10月4日 無断転載禁止