(119)蟠竜湖県立自然公園(益田市)

コイが群れ泳ぎ、ボートを楽しむ人たちでにぎわう蟠竜湖
入り組んだ湖と黒松林

 益田市の郊外、同市高津町にある蟠竜湖(ばんりゅうこ)を中心とする市西部の丘陵地は1964年4月、「蟠竜湖県立自然公園」(面積187ヘクタール)に指定された。指定区域の東側には万葉歌人・柿本人麻呂(人麿)を祭る高津柿本神社や県立万葉公園がある。

 同自然公園にはここ近年、約28万人が訪れ、市内有数の観光スポットとして多くの人たちに親しまれている。

 公園の中核をなす蟠竜湖は、清流・高津川と萩・石見空港の間に位置する周囲約4キロの淡水湖だ。面積13ヘクタール、最深部の水深は10メートル。

 一夜でできたという伝説が地元には残るが、実際には海岸から飛んできた砂が谷をせき止めてできた。コイやフナ、ナマズなどが生息している。

 蟠は蟠(わだかま)ると読み、とぐろを巻くという意味。湖の入り組んだ形状から名付けられたという。

 駐車場近くにある売店2店が共同で運営する貸しボートの桟橋があり、ボートこぎやコイの餌やりが有料でできる。

 親子連れらが餌をまくと、コイが一斉に寄ってきて水しぶきを上げる様子は市民おなじみの光景だ。

 土・日曜日ともなると、大勢が訪れ、ボートでこぎだし、水上散策を楽しむ。市民憩いの場として人気を誇る。

 湖の周囲には黒松林があり、散策路が整備され、自然を満喫できる。

2018年10月4日 無断転載禁止