親子ら 石見の方言挑戦 独特の言い回しに苦労

神本晃さん(右端)が見守る中、方言のクイズに挑戦する子どもたち
 石見地方の方言を学ぶ公開講座がこのほど、浜田市旭町今市の今市公民館であった。参加した親子連れら41人が、クイズを解いたり、方言に訳した童話を読んだりして、地域に伝わる独特の言い回しについて理解を深めた。

 若い世代や、都会地から移住してきた島根あさひ社会復帰促進センターの職員の家族らに地域への愛着を深めてもらおうと、同公民館が「公民館ふるまい推進事業」の一環として企画。石見方言研究家の神本晃さん(80)=浜田市三隅町三隅=が講師を務めた。

 参加者らは、方言と共通語の単語を線でつなげるクイズに挑戦。「冷たい」と「ひやい」、「痛い」と「はしる」など、文章中から意味を推測しながら回答した。

 続いて、神本さんが石見弁で翻訳した童話「浦島太郎」を参加者が音読。「亀みょうたたーて、いじめよった」(亀をたたいていじめていた)、「あんときゃあ、えっと世話になったもんじゃけぇ」(あのときは大変お世話になったので)などと、発音に苦労しながら読んだ。

 同公民館の大屋マサ子館長(63)は「気持ちの表現などは方言だからこそ伝わりやすい。子どもたちには、方言を通じて地域をもっと好きになってほしい」と話した。

2018年10月6日 無断転載禁止