石見弁交え 時代劇熱演 津和野・冨長山八幡宮 150人前に地芝居

地芝居を熱演する中曽野地区の住民たち
 津和野町中曽野の冨長山(とみたけやま)八幡宮でこのほど、3年に一度の地芝居が上演された。20~64歳の地元住民9人があだ討ち物の時代劇「男松竹梅 竹治館の段」を熱演し、境内を埋めた約150人が昔ながらの舞台を楽しんだ。

 戦前から盛んだった中曽野地区の地芝居は戦後間もなく廃れたが、有志が1976年に再興し、復活した。高齢化によるメンバー不足の悩みを抱えながらも、冨長山八幡宮の秋祭りの余興として続けている。

 余興の出し物のトリを飾る演目は、悪人の草津大五郎に親分を殺された兄弟があだ討ちを行う筋立て。三味線の伴奏付きで、石見弁を随所に交え、客席との掛け合いや緊迫の殺陣ありのステージを繰り広げた。

 餅まきやカラオケ、地元の女性たちによる踊りもあり、観客はおぼろ月夜に酒を酌み交わし、秋の夜長を満喫していた。

 座長の和田京三さん(60)は「せりふが飛んだ場面もあったが、終盤の立ち合いのシーンは出来が良く、盛り上がった。地域が高齢化しているが、できれば今後も地芝居を続けたい」と話した。

2018年10月10日 無断転載禁止